【国民運動局】2022連合静岡平和行動in広島 活動報告
国民運動局
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2022年8月5日(金)~7日(日)の3日間、連合静岡では3年ぶりの現地参集形式となる平和行動in広島に11人の団を組んで参画しました。
例年はギラギラと降り注ぐ太陽により酷暑とも言える中での開催となることが多いのですが、今年は初日のお昼ごろに豪雨となり、雨が上がっても湿度が高くじめじめとした暑さの中での平和行動となりました。
初日の午後には、連合広島の皆さんや各産別からお集まりになった方々による説明を聞きながら、ピースウォーク。原爆ドームから始まり、平和記念公園の中にある様々な慰霊碑などをおよそ1時間半かけて訪れました。
その日の夜には、連合主催の「連合2022平和ヒロシマ集会」。芳野会長のご挨拶の後、現在の核兵器の現状やNPT再検討会議についての説明がありました。そのあと、今年94歳を迎える切明千枝子様の被爆体験を聞くことができ、およそ800名の参加者は一様に、その原爆投下前後の凄惨な状況を静かに聞き入っていました。
続いて、全国の高校生平和大使により、若い人でも戦争を知り、原爆を知ることで後世に伝える必要性を訴え、実際に活動する姿を見て、大人たちがどのように感じたのか。心新たにする良い機会を得たのではないでしょうか。
集会の最後には、広島から長崎に、平和を願うピースフラッグが引き継がれました。
2日目は、8月6日。広島に原爆が投下されてちょうど77年が経過したその日です。
平和記念公園で行われた「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」に向かった一行ですが、残念ながらいつも以上に厳重な警備で、会場に近づくことができませんでした。
それでもできるだけ近くで流れ来るスピーカーの声を聞きながら、8時15分には一斉に黙とうを捧げ、ともに平和を祈りました。
3日目には、連合静岡独自活動として語り部講話を開催し、85歳を迎える高品健二様のお話を伺ういました。当時8歳だった被爆体験をしっかりとした口調で大変貴重な講話となりました。
私たちが安心して働き、安心して暮らすためには世の中が平和であることが大前提です。
そして現地でしか体験できないことが数多くあります。反対に言えば、現地に行かなければそれを知らないことにすら気づかずに過ごしてしまうことになります。
私たちはこれからも世界の恒久平和を祈り続けるとともに、少しでも多くの方に現地に足を運び、そして普段経験できない学びを提供する場として、この平和行動に参画し続けていきたいと思います。