【中遠地協】女性セミナーを開催しました!
中遠地域協議会
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3月16日(土)、磐田市民文化会館「かたりあ」創造活動室1で、地協女性セミナーを開催し、中遠地協加盟単組・支部・分会の女性役員・職員と中遠地協役員・職員、合わせて23人が参加しました。
進行する情報宣伝部会・大山副議長
セミナーのテーマは「手話」です。
多様性の観点から、ろう者の実態について理解するとともに、手話に触れるキッカケにしてもらおうと情宣教育部会が企画し、公益社団法人 静岡県聴覚障害者協会に講師派遣をお願いしました。
講師の長崎千佳恵さんは、厚生労働大臣認定手話通訳士で、民間企業で働く傍ら、同協会の講師もされているそうです。
講師の長崎さん
ろう者とのコミュニケーション手段としては、筆談や読話・口話(発音と読唇)もありあますが、筆談では部分的にしか伝わらなかったり、タイムリーに伝わらなかったりしますし、読話・口話では正確に伝わらない可能性があります。
実際に、講師の唇の動きだけを見て何と言ったか判読を試みましたが、無理でした・・・。
この様に、こちらが思っている以上に伝わっていないことにより、ろう者が孤立してしまうケースがあるということで、手話の重要性を理解しました。
永井議長も真剣
手話については、あいさつや5W1Hの疑問詞などの表現を体験しました。
最初は講師の動きを見様見真似で、少し遠慮気味に手先だけを動かしている人が多かったですが、慣れてくると表情や腕なども使った表現ができるようになりました。
最後に、自己紹介として、参加者一人ひとりの苗字を手話でどう表現するかを教えてもらいましたが、「佐藤」は「砂糖」から、「加藤」は「槍の名手・加藤清正」からきている表現だということで、意外でした。
自己紹介の練習をする参加者
静岡県では、2018年3月、「手話を言語として明確に位置付けるとともに、手話の普及を促進することにより、ろう者を含む誰もが地域の一員として生活できる社会の実現」を目指し、『静岡県手話言語条例』が施行されました。
今回のセミナーは、この条例に基づき無償で講師を派遣していただきました。
みなさんの組織でも手話に触れるキッカケとして、実施されてはいかがでしょうか。
静岡県聴覚障害者協会ホームページ
https://www.shizudeaf.com/home